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通常国会が閉会しました。

 第211回国会(通常国会)が、150日間の会期を終え、閉会致しました。


 114兆円という過去最大の当初予算や、審議に付された内閣提出61法案中59本が成立しました(法案成立率96.7%)。会期中には、統一地方選挙、新型コロナ感染症の5類への分類替え、G7広島サミットの開催等大きな動きもありましたし、文化庁の京都移転やこども家庭庁の設置など、新たな時代を見据えた行政体制への移行も行われました。


 他方、先日の内閣不信任案を始め、3度にわたり不信任や解任が採決に付されましたが、いずれもトリプルスコア以上の大差で否決されました。限られた日程の中相応の時間を割いてここまでの大差で否決される不信任を処理することにどこまでの大義があるのか、との思いを禁じ得ませんでした。また、72年ぶりとなる現職議員の除名という最も重い懲罰も行われました。本来国民の代表たる議員の身分を失わせることについては、相当に慎重であるべきと考えますが、今回はあまりに度を越していたということだと思います。会期末のいわゆる解散風も含め、議会や議員という存在の意義や在りようについて、基本に立ち返って考える機会でありました。


 会期中は、東京・京都間を概ね3日に1回のペースで往復しました。京都では、朝の街頭、後援会の立ち上げ、集会の開催、地域挨拶回り、現場の視察、会合への出席等を重ね、多くのご意見を伺いました。これを自分の中で咀嚼・整理した上で、朝8時から夕方まで党本部においてみっちり行われる省庁幹部を交えての部会等会議や議員連盟、国会での質疑や意見表明を通じ政策に反映させていくサイクルにも少しは慣れてきました。勿論、複雑な利害の調整能力はまさにこれから身につけるべきもので、まさに研鑽あるのみです。


 明日から活動のベースは京都となります。大事な大事な夏。大切に、思いっきり活動していきたいと思います。皆様のなお一層のご指導ご厚誼を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。


(写真は、閉会日恒例となった1期生昼食会時に撮っていただいたものです。)


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